くるみボタンで缶バッジ!のびるラベルや無地のフィルムでしわなく作れる方法とは?

くるみボタンを使って缶バッジを作る方法というのはネットで検索すると沢山ありますが、ただ作るのではなくシワがない状態で缶バッチを作りたいと思っている方が多数いらっしゃいます。

くるみボタン缶バッチをシャツにつける

「100均でくるみボタンを買って作ってみたのですがしわになってしまいました。」とか、「缶バッジのふちに皺を無くしたいのですがどうしたらいいですか?」というご質問をいただきます。そこで、今回は、缶バッジのプロがおすすめするシワのない缶バッチの作り方をお教えしたいと思います。

 

缶バッジづくりの印刷用紙はやはり「のびるラベル」がベスト

くるみボタンで作成する方法はほとんどが普通の紙に印刷したり、お菓子のラベルフィルムを使ったものが紹介されているので、どうしても缶バッジのフチに「シワ」ができてしまいます。これらは収縮性のない素材ですので仕方がないこのなのです。100均で缶バッジ作りに必要なものを買ってきて簡単に作りたいということであればこの程度でも十分楽しめるかと思います。しかし、作っているうちにこのシワを何とかしたいと思ってくるのか、シワを無くしたいというご質問をいただくことが増えています。

では、収縮性の高い印刷用紙というと現在では「のびるラベル」のみとなります。あとは、白や黒などの無地のカッティングシートを貼って、それにデコレーションやデコパージュするという方法もあります。伸びるラベルもカッティングシートも「塩化ビニール」製ですので多少引っ張っても切れずに伸びるので三次曲面にシワや気泡が入らずに貼ることができます。

 

シワのないくるみボタン缶バッジの作り方

くるみボタンの缶バッチを作るときは38ミリの大きさのくるみボタンが一番作りやすいのでおすすめです。また、表と裏のフタを接着剤で接合するものと、押して接合するものがありますが、接着剤が必要ないものの方が簡単です。どちらも100均で販売されています。

 

①デザインをパソコンで作って伸びるラベルに印刷する。

デザインは38ミリのくるみボタンの場合ですと、背景を46ミリ程度まで同じ色で伸ばすとくるみボタンのふちまできれいになります。この写真ですと、デザインは38ミリ以内に収まっていて、背景(塗足し)は46ミリ程度まで広げています。

くるみボタン缶バッジ作り方0

 

②くるみボタンの余分な金具をペンチでまげる

くるみボタンにはひもや糸を通すための金具がついていますが、これは必要ありませんのでペンチで引き抜きやすいように曲げます。

くるみボタン缶バッジ作り方1

 

③くるみボタンの金具をペンチで引き抜く

この写真のように余分な金具をペンチで引き抜きます。抜いた金具は捨ててしまいましょう。

くるみボタン缶バッジ作り方2

 

④印刷した原稿を切り取ってくるみボタンに貼る

原稿をハサミなどで切ってくるみボタンの表のフタに貼ります。貼るときには空気が入らないように外側へ押し出しながらはるときれいに貼れます。また、ふちの曲面の部分は軽く引っ張って伸ばしながら貼るとシワにならずに貼ることができます。ただし、あまり強く引っ張ると破れてしまいますので注意が必要です。(ドライヤーで温めながら貼るとフィルムを伸ばしやすくなります。)

くるみボタン缶バッジ作り方3

ゆっくりと伸ばしながら貼るのがポイントです

 

⑤表と裏のパーツを打ち具台にいれて、打ち具で押し込む

先ほどの表のパーツと裏のパーツを打ち具台に入れて、打ち具を使って上から強く押し込みます。

くるみボタン缶バッジ作り方4

 

⑥裏にピンをつける

缶バッジの裏にピンをつけますが、おすすめの方法としては、こちらの「スーパークリップ」がいいかと思います。安全ピンをクリップに挟むだけですので簡単です。よくある、くるみボタンの金具に安全ピンをつけるだけですとかなりグラグラして使いずらいですが、こちらのタイプはグラグラすることなく安定しています。

くるみボタンのピンとクリップ

 

⑦くるみボタン缶バッジの完成

先ほどのピンを接着剤等でくるみボタンに固定して完成です。

くるみボタン缶バッジの完成

 

もう少しクオリティを上げたいのでしたら、「クリッキー」というクリップとピンの一体型のクリップがあります。糊付きのものなら貼るだけで出来上がりです。どうでしょうか?クオリティが上がりましたね。

クリップをつけたくるみボタン缶バッジ

 

無地のカッティングシートでデコレーションする

無地のカッティングシートを使って、その上からデコレーションするのも面白いです。カッティングシートはホームセンターなどで切り売りで販売されています。カッティングシートは塩ビ製ですのでゆっくりと伸ばしながら貼れるのできれいに貼ることができます。

カッティングシートで缶バッチ

缶バッジを無地にするとデコレーションが楽しめます

100均ではこのようなシールを売っていますので、いくつか購入してデコレーションしても楽しめます。今回はポップなものや和風のシールを買ってみました。

シールでくるみボタンをデコ1

たくさんのデコれるパーツがありました

 

100均で購入したシールでくるみボタンをデコってみました。シールの種類はたくさんありましたのでお気に入りのイラストなどを入れて楽しめます。

シールでくるみボタンをデコる2

シールを貼る前の状態で撮影しています

 

貼れる布を使って布缶バッジも作れる

布を使ったくるみボタンの缶バッジはありますが、裏に接着剤をつけて貼るときにしわになりやすいですね。しかし、この貼れる布を使って缶バッジの曲面に沿って伸ばしながら貼っていけばシワが無い状態で作れます。

貼れる布で缶バッチ

これは便利!布の裏に糊がついています。

 

早速貼れる布で缶バッジを作ってみました。くるみボタンより1センチ程度大きく円形に布をカットします。それを、くるみボタン上に伸ばしながら貼っていきます。布は多少伸びるのでシワになりそうな缶バッジのフチ部分や折り返し部分は少し強く引っ張って貼ると、シワが無くきれいに仕上がります。

貼れる布の缶バッチ

どうでしょうか?曲面にもしっかりと貼りついてシワが無くきれいにできていますね。裏面に糊がついていると簡単に晴れて便利です。

くるみボタンでもなかなかのクオリティの缶バッジが作れますので、1個、2個という数でしたらこちらの方が安くて簡単です。シワなく作る方法の基本は伸縮性のある塩ビ製の印刷用紙を探すことですが、現状としてはのびるラベルだけになります。市販のシールやステッカーでも塩ビ製のものがありますのでこれを貼って作成しても良いかと思います。

また、セリアの缶バッジキットを使った缶バッジの作り方もご紹介していますのでご覧ください。

 

   

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