TwitterやSNSでは缶バッジの交換を目的に缶バッジの譲渡が行われています。また、メルカリやヤフオク、ラクマなどで個人間での缶バッジの取引が増えています。取引されているのは主にキャラクターやアニメの缶バッチです。
缶バッジを使っているエンドユーザー様からの質問ですが、「缶バッジの郵送方法や送る時の梱包の方法などをどうしたらいいしょうか?」ということでした。
郵送・発送の方法は沢山あってどの方法が一番安いのかがわからないという方も多いかと思います。また、少々高くても確実に送りたいという方もいるかと思います。
梱包の問題で良くあるのが缶バッジをフリマで購入して届いたものを開けたら雨に濡れてしまっていたとか、缶バッチが潰れたり、変形したりしてしまったというお話もききます。梱包の仕方にも問題がありそうですね。そこで、今回は缶バッジを一番安く確実に送る方法や缶バッチを発送する時の梱包の方法等をご説明していきます。
定形郵便(普通郵便)はトラブルが多いのでおすすめしません。
郵送料が一番安いのは定型郵便(普通郵便)です。厚さが1センチ、重さは50gまで、縦幅235ミリ、横幅120ミリまでとなっており、厚さで見ると缶バッチがギリギリ送れるサイズになりますね。
弊社は以前にお客様へのサンプル送付の際に定形郵便を利用したことがありましたが、お客様の方へ届いた時に缶バッジが潰れてしまった・変形してしまったとお返事をいただいたことがありました。トラブルが多いのでそれ以来、定形郵便は利用していません。
定形郵便は「郵便番号自動読取区分機」という機械を使って高速に郵便物を仕訳していき、この機械を通る時にローラーで圧力をかけて郵便物を押し出していくので缶バッジに圧力がかかり変形させてしまったり、潰してしまったりしてしまうことがあります。
厚さが1センチではプチプチも1重にしか巻けませんのでこれですとちょっとした圧力でも缶バッジが変形してしまいます。
ちなみに「加圧厳禁」と郵便物に記載しても機械に通してしまうことがあるようです。加圧厳禁のオプションはゆうパックでないと適応されません。また、「水濡れ厳禁」と記載しても配達員によって気を遣ってくれる人もいるようですがあまり効果はないそうです。そのようなことで定形郵便はおすすめしません。
缶バッジの郵送なら定形外が一番安い?
缶バッジを送る時には定形外郵便がおすすめです。少ない個数なら50g以内の重さで、料金は120円と定形郵便を除いて一番安い郵送料になっています。配送中の事故による損害賠償はありませんがリーズナブルな料金で多くの方は定形外郵便で発送しています。厚さは3センチまでですのでプチプチで十分に梱包しても大丈夫です。
定形外(規格内の料金)
50g以内 | 120円 |
100g以内 | 140円 |
150g以内 | 210円 |
250g以内 | 250円 |
500g以内 | 390円 |
1kg以内 | 580円 |
なお、缶バッジを梱包した状態で厚さが3センチを超える場合は定型外(規格外)になります。例えば缶バッジコレクションケースやフレームなどのケースに入れた場合は3センチ以上になることもありますので、その場合は定型外(規格外)郵便を使うとよいでしょう。
定形外(規格外の料金)
50g以内 | 200円 |
100g以内 | 220円 |
150g以内 | 300円 |
250g以内 | 350円 |
500g以内 | 510円 |
1kg以内 | 710円 |
2kg以内 | 1,040円 |
4kg以内 | 1,350円 |
定形外郵便での取引のトラブルを避けるには「特定記録郵便」を利用してみては?
個人間の缶バッジの取引で多いトラブルの一つとして、「荷物が届かないのですが、送り主はきちんと発送したのでしょうか?」ということがあります。受取り主からすると送り主は本当に商品を送ったのか疑心暗鬼になりますので購入後の評価も悪くつけられてしまうこともあります。そのようなトラブルを避けるためにも特定記録郵便を使えば郵便物を送った記録が残りますので、送り主は安心して取引できます。通常の郵便料金プラス160円でオプションを付けることができます。
ちょっと高いけど確実に早く送るならレターパックライトで
缶バッチを早く送りたい、届いたかどうかを確認したいという場合は郵便局のレターパックライトがおすすめです。配送中の事故による損害賠償はありませんが、荷物の追跡ができますので売主と買主の間に起こる配送のトラブルを回避できます。
レターパックライトは専用の封筒があり、郵便局の窓口やコンビニのローソンなどで購入できます。縦340ミリ、横248ミリ、厚さは3センチまで、重さは4kgまでと缶バッジを郵送するには十分なスペックになっています。金額は封筒と送料込で370円になります。
多数の人と反復的に缶バッジを取引している人はクリックポストが便利
多数の缶バッジを持っていてオークションなどで多数の人と取引しているという方もいるかと思いますが、送料の支払いや宛名の印刷に手間がかかってしまいます。そんな方には、郵便局のクリックポストがおすすめです。
クリックポストは、「Yahoo!Japan ID」や「Amazon ID」でログインすれば、「Yahoo!ウォレット」、「Amazon Pay」で郵送料の支払いができます。また、面倒な宛名書きをクリックポスト内で宛名入力すればお手持ちのプリンタから宛名ラベルが印刷できます。これを荷物に貼ればすぐに発送が完了になります。
こちらは配送中の事故による損害賠償はありませんが全国一律で188円で缶バッジが送れますのでかなりお得です。自宅近くのポストへ投函するだけですので簡単です。荷物の追跡サービスもありますので安心ですね。
フリマサイト独自の郵送方法を利用するとさたに安い?
メルカリ、ラクマ、ヤフオクなどでは配送業者と提携して独自のサービスを展開しています。缶バッジの交換をツイッターではなくフリマで行っているのでしたら、フリマサイトの専用サービスを利用するものいいかと思います。
- らくらくメルカリ便・・・ヤマト運輸の「ネコポス便」を利用したサービスです。A4サイズの大きさで厚さは2.5センチ以内と缶バッチの発送には十分なサイズです。料金は全国一律で195円とリーズナブルです。
- ラクマ便・・・郵便局の「ゆうパケット」利用したサービスです。大きさは縦・横・高さの合計が60センチ以内、厚さが3センチ以内で缶バッジを郵送できます。販売価格が300円以上の商品が対象になります。料金は全国一律で179円です。
- ヤフオクのお手軽便・・・郵便局の「ゆうパケット」を利用したサービスです。縦・横・高さの合計が60センチ以内、厚さが3センチ以内で缶バッチを送れます。料金は全国一律で175円です。
缶バッジの梱包はプチプチが基本でOPP袋も利用するのがベスト!
郵送方法を色々ご紹介しましたが、発送する前に大切な缶バッチの梱包方法もご紹介させていただきます。缶バッジにプチプチを二重、三重に巻いて梱包します。雨に濡れてしまうのを防止するためにはさらにOPP袋に入れることをお勧めします。
缶バッジが最初からOPP袋に入っているなら、その上からプチプチで梱包すれば完璧です。こちらもプチプチは二重、三重で頑丈に包んでおきましょう。
缶バッジの重さ
缶バッジの重さは25ミリ~76ミリまで下記のとおりになります。缶バッチを梱包したり、発送したり際の参考にしていただければと思います。弊社扱いの缶バッジの重さですので各缶バッジの製造会社様によって微妙に重さが変わりますので多少注意が必要になります。
缶バッジの重さ | |
25ミリ丸型 | 2g |
32ミリ丸型 | 3g |
38ミリ丸型 | 5g |
44ミリ丸型 | 6g |
57ミリ丸型 | 10g |
76ミリ丸型 | 18g |
四角形 | 5g |
ハート型 | 9g |
缶バッジの郵送方法や梱包の仕方などをご説明させていただきましたが、これからも郵送手段は新しいものが出てくるかと思います。梱包についても配送専用の缶バッジケースみたいなものが出てくるかもしれませんね。