缶バッジの円形は様々なサイズがあって一番人気の形ですが、最近はハート缶バッジの人気が高まっています。ハート型は弊社の別サイトにてキーホルダーとか携帯ストラップを作成していましたが、正直、あまり注文数が多くなくて伸び悩んでいた形状だったのです。
あるときに缶バッチの資材メーカーさんから「缶バッジのハート型ってどうでしょうか。」というセールスがあったのですが、今までのキーホルダー等の販売の状況から、あまり売れないのでは?と答えていました。まぁ、そんなに言うならと扱い初めていたら販売当初から問い合わせが来ていました。これには私も正直驚きました。携帯ストラップやキーホルダーのハート型があまり芳しくないのに缶バッチは大人気です。
ハート缶型バッチは製造工程でハートの下の方が破れてしまったり、ハート型の谷の部分でのフィルムの浮きが気になったりと少々問題が起きましたので一旦販売を中止してこれらの問題を解消できるように改造を行っていたことがありました。特に、ハートの曲線の谷の部分が難しいのです。多くの業者様ではこの部分にフィルムの浮きが出来てしまうため、「フィルムが浮きますが不良品ではありません」というような注意書きが書いてありました。ハート型の構造のため製造過程でフィルムの浮きが出来てしまうのは仕方がないことなのですが、これを何とか工夫して目立たないようにすることができないものかと考えたのが弊社です。
そして、パーツから金型まですべてを見直して問題なく製造できることを確認してから再販売させていただきました。ツイッターでは缶バッジの紙が破れてしまっているといったようなツイートが度々されています。これは形状が複雑なので仕方がないという業者様もいらっしゃいましたが、弊社では既にこのような問題はクリアしており、紙の破れやフィルムの浮きなどがないような状態で納品できています。起業当初からの弊社の缶バッジに対するこだわりは多くのアイテムに活かされています。
この写真は缶バッジ製造に使うハート型の金型ですが、ちょっとみただけではわからないかと思いますが、この金型にまで手を加えていくことで、少しでもきれいな缶バッチを造ることができます。缶バッジの金型にまで手を加えるの業者様は他にはいないかと思います。
お客様の反応も上々で「他社では問題があったのに御社では綺麗に出来上がって安心しました。」などの感想をいただいています。その噂を聞きつけてなのか、同業者様からもどのように作っているのかとの問い合わせをいただいたこともありましたが、ハート缶バッチの人気の凄さを感じました。