メタリックの缶バッジはあちこちで製造販売されていますね。弊社でもかなり前から個別には対応させていただいておりました。しかし、お客様より「メタリックなのに光沢がない」とか「缶バッジの表面を使っているのでキズが目立つことがある」というご質問をいただいていました。
数年前の仕様ですと、透明フィルムにデザインを逆向きに印刷したものを缶バッチのフロントパーツに被せて作成していましたので、正直言って金や銀の光沢があまり出ておらずメタリック感に欠けていました。缶バッジのフロントパーツは銀色ですが光沢がないものですのであたり前と言ってしまえば当たり前です。
また、フロントパーツ表面に傷や汚れが付いているものも結構ありますのでそれらがかなり目立ってしまうものもありました。そこで、メタリック缶バッジとしてはもうちょっと工夫が必要かなと思っていました。弊社では過去に銀のツヤありフィルムで印刷したり、透明なフィルムに印刷してさらに銀の光沢のあるフィルムを挟んで製作したりと試行錯誤していましたが光沢感もそうなんですが、作業効率を合わせたものを開発する必要性を感じていました。。
そしてキラキラした光沢のある印刷で作業効率がアップして、しかもコストも抑えるようなものができましたので、メタリック缶バッチを正式にリリースさせていただきました。
メタリック缶バッジの他の業者様との違いは?
まず、他社様の一般的な缶バッチのメタリック仕様をご説明させていだきます。他社様の一般的な仕様では主にデザインを透明のフィルムに印刷しています。そしてそれをフロントパーツの上に乗せて普通にプレスしますがメタリックの色を出すのに缶バッジのフロントパーツ(表のフタ)の銀色を使います。この銀色は艶消しの銀になりますのでメタリックといっても実際にはあまり輝きがありません。メタリックなのに光沢がないというのが気になるところかと思います。しかし、弊社では鏡面仕上げの銀フィルムに直接印刷して製造しますので、キラキラ感が出ています。
こちらが鏡面仕上げの銀フィルムです。撮影用のボックス内の天井が映り込んでいます。それほど鏡のようにきれいに反射しています。このフィルムに直接印刷して缶バッジを作りますので光沢がかなり出ます。
こちらの写真は他社様の一般的な仕様で作ったものです。缶バッジのフロントパーツにデザインが逆向きに印刷された透明のフィルムを被せているので、デザイン以外の部分は透明になってフロントパーツの下地の銀が出ています。
このタイプですと表面にあまり光沢はなく、良く見るとヘアラインのようにスジが入っています。また表面に微妙な汚れやキズが目立ってしまうこともありました。実際弊社でも以前はこの仕様でメタリック缶バッチを作成していましたが、結構キズが目立つなぁといった感想をもっていました。これはこれで光沢を抑えたメタリックシルバーということでいいかと思いますが、キラキラの光沢を必要とされている方が結構いらっしゃるので弊社独自の仕様を考えてました。
それがこの下の金と銀の缶バッジメタリックの写真です。
どうでしょうか?弊社の缶バッチメタリックは光沢がかなり出ているのがわかりますでしょうか?印刷用紙のフィルムが銀色の光沢ベースですのでメタリックな金色はどうやって作るのかといいますと、黄色(CMYKのYです)を少し混ぜて金色を出しています。黄色を50%から70%位の間で混ぜると上の写真のようないい感じのメタリックな金色になります。
メタリック缶バッジに向いているのデザイン構成とは?
メタリックの質感を活かすのが目的になりますので、基本的には黒や濃紺などの濃いめの色使っていただいた方がいいでしょう。全体的にメタリック感を出したい場合は下地の銀と混ざりやすい薄い色使いにするといいかと思います。薄い青色を引けばメタリックブルーに、薄い赤を引けばメタリックレッドになります。
このメタリック仕様で缶バッジを作って缶バッチをキラキラさせてみませんか?
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