缶バッジをリメイク!改造や再利用のアイデア

缶バッジを沢山持っている方は多いでしょう。フックピンや安全ピンのものがほとんどかと思います。その中で、「ピンがついた缶バッジとして使っているのに飽きてしまった」とか「バッチとしてではなく他のものにリメイクしたい」といったご質問をいただくことがありました。そこで今回は、缶バッジをキーホルダーやマグネットに改造やリメイクして再利用する方法をご提案させていただきます。100均やホームセンターで手に入るもので作成しますので簡単にリメイク可能です。

缶バッチの改造前の下準備

缶バッジを改造する前に下準備をします。缶バッジの裏面にはフックピンや安全ピンがついていますので、まず、これを外してしまいましょう。ピンのが飛び跳ねて危ないのでビニール袋を用意してください。

ニッパーで缶バッジのピンを外す写真

このように二重らせんの根本部分をつまみます。

安全ピンの外し方は工具のニッパーを使ってピンを挟んで切ります。安全ピンの場合は簡単ですので問題は無いかと思いますが、フックピンの場合は少しコツがいります。缶バッジの裏のピンをニッパーで切るのですが、なるべく写真のように根本をカットしましょう。

ピンが飛ぶのでビニール袋の中で

体や目に当たると危ないのでビニール袋に入れて作業しましょう。

カットした時にピンが勢いよく飛ぶのでビニール袋の中で作業しましょう。
(ビニール袋に入れないとピンの破片がかなり遠くまで飛びますので、危ないので袋の中で作業してください。本当にピョ~~ンと飛んで行ってしまいます。)

 

バッジのピンを引っ張りだす写真
缶バッジを貫通しているピンはフックの方をニッパーでつまんで引っ張りだします。これで下準備はOKです。

 

缶バッジをキーホルダーやストラップにリメイク

キーホルダーとストラップの場合は裏にピンが付いたままでも製作できますので、自信がない人はピンが付いたままでも結構です。(キーホルダー、ストラップはピンが付いたままで説明しています。)

1.接続金具を用意する

キーホルダーやストラップにリメイクする場合には「ヒートン」という接続金具を使うとクオリティが高いものができます。ヒートンはねじ式の吊り下げ用の金具ですがホームセンター等で販売されています。なるべく小さいほうが目立ちにくくてきれいに仕上がります。作りたい缶バッジキーホルダーの大きさに合わせてヒートンの大きさを選んでいただければよろしいかと思います。

缶バッジ用のヒートン

57ミリの缶バッジにはこのベビーヒートンがぴったり

1.ドリルで穴をあける

ヒートンをねじ込むために缶バッジに穴を開けます。ドリルやインパクトドライバーというものにドリルの刃をセットして穴を開けていきます。今回はインパクトドライバーを使っています。これもドリルの刃は57ミリの缶バッジで先のヒートンの大きさの場合は1.2mmの径のドリル刃がちょうどよいです。穴を開ける位置を決めたらズレないようにしっかりと抑えてゆっくり回転させながら穴を開けます。

缶バッジに穴をあける

 

缶バッジに穴が開いたら先ほどのヒートンをねじ込んで取り付けます。

缶バッジの穴開けとヒートン付け

ヒートンにストラップやキーホルダーの金具を取り付けます。これらの金具は100均で購入可能です。ヒートンを取り付けたら輪の部分にストラップやキーホルダーの金具を付けて接続します。

 

キーホルダー、ストラップ缶バッジの写真

金具を取り付ければ、キーホルダー、ストラップの完成です。どうでしょうか?金具もきれいに収まっているので全体のクオリティとしては完成度が高いかと思います。裏面のピンですが、気になるという方は最初にご説明したようにニッパーで切り取ってしまいましょう。

 

4.ドリル等の工具を使わずに作成したい場合

ドリル等の工具がない場合は、もっと簡単に作りたいという方は、「三角吊りカン」という金具を利用しましょう。額縁や絵画などを吊り下げるための金具で、この三角の部分にキーホルダーやストラップの金具を接続して使います。

 

三角吊りカン

 

金具の裏に接着剤を使って缶バッジに固定します。これだけですので簡単です。あとは、キーホルダー等の接続金具をつければ完成です。

三角吊りカンでの缶バッジ作成例

 

上の写真のように簡単で表から見ても目立たなく、仕上がりがきれいです。三角吊りカンもホームセンターや100均で購入できますので探してみてください。

缶バッジをマグネットに改造して再利用

マグネットシートを使って缶バッジマグネットに再利用してみます。マグネットシートの厚さは1ミリもありませんので、円形にカットして何枚か重ねて貼るとぴったりになります。缶バッジの大きさによっては4枚~5枚くらい重ねて貼る必要があるかもしれません。

マグネットシートで缶バッジ

マグネットシートには糊がついてませんので接着剤などを使って重ね貼りしてください。

両面テープがついたマグネットが100均で購入できますのでこれを使って缶バッジのマグネットを作ります。ただし直径が20ミリですので32ミリ~44ミリの大きさまでが適しているかと思います。

フェライトマグネット

缶バッジの裏に貼るだけで作れます。

 

缶バッチをヘアゴムにリメイク

100均で売っているヘアゴムとヘアゴム用の台座を用意します。

缶バッジヘアゴム用の台座とゴム

 

ヘアゴム用の台座はペンチなどで挟んでヘアゴムを固定できるようになっているので便利です。

ゴムを台座につける

あとは台座の裏に接着剤を着けて、缶バッジの裏に接着して完成です。

ヘアゴムを缶バッジにつける

ヘアゴムとして髪を縛ってもいいでしょうし、バレッタ用の金具を購入してバレッタにしても楽しめます。

 

缶バッジをロゼッタにリメイク

ロゼッタへのリメイクは100均でリボンを購入します。

缶バッジロゼッタ用リボン

缶バッジの裏は接着剤や厚めの両面テープなどで固定します。リボンの裏は針金がついていますので、ブローチ用の金具などに固定してピンを取り付けます。

缶バッジロゼッタの製作例

簡単にロゼッタにリメイクできました。

ピンだけの普通の缶バッジに飽きてしまった場合にはこのようにリメイクすると長く楽しめるかと思います。

多くの種類の缶バッジに対応しています。

   

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